一周年を迎えて

少し遅くなりましたが、ガーデンカフェ リバージュは6月6日にオープンしてから一周年を迎えました

去年の連休の頃にオープンする予定で準備を進めていたさなかにコロナウィルスによる緊急事態宣言が出され、全国の学校も一斉に休校となりました

世界が一変したような出来事の中、戸惑いもありましたが、自分たちなりに出来ることを考えるためにリバージュのオープンを延期せざるを得ませんでした

元々リバージュは全席屋外で、食器も使い捨て、お客様とスタッフとの接触も(システム的には)最小限であるような仕様であったため、客席数を減らして距離をとったり、消毒液、体温計を配置したり、窓口にシートを貼るなどの更なる安全策を取ることで、安心安全なカフェへの移行はスムーズでした(とはいえ当時は消毒液やマスクを入手するのも大変困難でした)

この一年間は、新しい出会いがいっぱいでした

ニューオープンの店なので、当然、毎日、初対面のお客様ばかりでしたが、来てくださったお客様たちに、どうやってこの地にめぐりあえたか、山を切り開いた時の話、石垣を積んだ時の苦労、大切に育てている木や花のこと、これからの夢などを拙い言葉ながら、一生懸命伝えていくうちに、再訪してくださる方が少しずつ増えていき、共にこのガーデンの進化を楽しみにしていただけるようになりました

初めて来て下さるお客様、繰り返し来て下さるお客様、すべての方々に支えられリバージュは一歳になりました

ありがとうございました


ガーデンカフェなので、お花や景色を楽しんでいただくのはもちろんですが、リバージュはランチに力を入れています

夫婦二人での作業なので量はたくさん作れなくて、数量限定となってしまうため、SOLD OUTしていてご迷惑をおかけすることも多いのですが、質の方は妥協していません(そのため余計にたくさん作れないという面もあるのですが)

だから、最初は景色をご覧になるために足を運ばれたお客様が、リバージュの味を気に入ってくださって、今度は料理を召し上がるためにお運びくださるのは無上のよろこびです

お客様に教えていただくことも多くて、このランチの玉手箱はパンかライス、お好きなドリンクも選べて、小さなデザートまでがセットされていて、これを注文すればランチとして完結することをめざしていたのですが、セットのドリンクにコーヒーをそれぞれ注文されて、それ以外にノンアルコールビールを一本追加してお食事の時に半分こで飲まれて、コーヒーは食後に召し上がるという、こちらが考えつかなかったようなお洒落で楽しいオーダーをされるカップルの方もおられて、本当にすてきでした

予想外のボリュームメニュー カレーセット+カスクートもひそかな人気です

これもお客様に教わりました


この一年、集中豪雨に泣かされたことも何度もありましたが、ガーデンカフェ リバージュにとって何よりの宝物は、すばらしいお客様たちとの出会いです

これからも進化するカフェ リバージュをあたたかく見守っていただけたら幸いです


                                 店主敬白

gardencafe Rivage

ガーデンカフェ リバージュは夫婦二人で山を切り開き、5年半の歳月をかけてセルフビルドしたカフェレストランです 周防大島の南の四国側に面しており、全席屋外の瀬戸内海を見下ろす高台に位置し、瀬戸内海の海や四国の山々が一望できる絶景で、「海と花による癒し」をコンセプトに開放的な空間でお客様をお迎えするカフェレストランとして2020年6月に開業しました これからも少しずつ手作りの進化を続けていきます